1.シイタケの原木コマ打ち作業
今日は「大寒」。
二十四節気の最後の節気で、冷え込みが激しく寒さが
一番厳しい日とされここを乗り切れば春近し、
と云われています。
節気では2月4日の「立春」から始まり
二十四節目の1月19日・「大寒」で1年を一周します。
2021年の正月気分もすっかり消え早くも1月下旬を迎えようとしています。
さて、今日の天気は・・・。
昨日の冷え込みが嘘のように
朝から雲一つない晴天で風もなく穏やかな日となりました。
コマ打ち班は、皆さん元気よく久住町四ツ口にある作業現場へと出かけました。
班編成は、職員2名、メンバーさん13名、合計15名です。
現場に到着するとそれぞれの配置につき手際よく作業を進めました。
原木に穴をあける担当、その原木を移動させる担当、植菌をする担当、
植菌された原木を積み上げる担当、お互いの役割の中で作業状況を確認しながら
確実にコマ打ち作業を進め、約1万個の植菌ができました。
今日は、その作業風景をマスコミから取材を受けました。
(TOS様、大分合同新聞社竹田支局様)
今日は取材の日と分かっていましたので、
女性達はお化粧の塗りが普段より少し厚めになったそうです。・・・?
この様な請負作業を農業従事者の高齢化や後継者不足に伴いその代役として
10年ほど前から施設外就労として取り組んでいます。
この作業は就労支援事業として依頼主様・やまなみ福祉会、
双方に大変メリットが生まれている事業です。
メンバーさんは、空気の良い環境の元、
伸び伸びと作業ができお互いの助け合いが必要な作業となるので、
コミュニケーションや思い合い、相手を尊重する心が生まれてきます。
従って、作業を通じて社会参加ができている喜びを感じることができます。
また、生産活動によって得る工賃については、
メンバーさんの給料として跳ね返ってきますので
給料をもらえるという喜びもわいてきます。
一方、依頼主様には、約束の期日までに依頼されたコマ数を
確実に植菌して渡すことができるので安心して経営計画ができることになります。
いわゆる「農福連携」の良いところをお互いに共有していきたいと思っています。
今後も依頼主(K)様に喜んでもらえるよう
着実に取り組んでいきたいと思っているところです。
毎年、ご利用いただき感謝申し上げます。 文責 佐々木