(社福)やまなみ福祉会では、今年度の新規事業として「弁当製造販売事業」を手掛けることにしました。これは3年前より今なお続いているコロナ禍の影響を少しでも受けない事業はないものかと職員等と議論を重ねる中で「弁当事業はどうだろうか?」との提案があり挑戦することにしました。
補助先を調べたところ「日本郵便年賀寄付金配分事業」という補助があることを知り令和3年10月に申請したところ、今年3月末に無事採択の通知がありました。採択を受けたので早速、今年4月から厨房施設への改修工事を行い6月末に厨房機器の設置を済ませ本日の贈呈式を迎えたところです。
現在の作業はシール張り・乾物の袋詰め作業、箱折り受託作業や施設外就労等を行っていますが、コロナ禍の影響により受託作業が減少する中で利用者の工賃も減額せざるを得ない状況が続きました。併せて利用者の高齢化に伴い施設外就労も体力的に限界にきている状況となってきましたので事業の転換を図る必要が出てきていました。
このような中でありましたので挑戦する意欲が強かったと思います。また市職員や地域住民等と相談したところ「弁当を配達してくれたら助かる。高齢者の家にも配達してもらえると見守りも兼ねて助かる。」との意見を頂きました。
当法人の事業目的としては、利益のみを追求するものではなく社会福祉事業として地域住民への貢献活動ができ、更に障がい者の工賃アップにつながることになるのでこの事業を始めたいと決意したところです。
今後の需要としては、竹田市はコンビニも少なく地域住民の高齢化が進んできている現状で毎食を確保することが難しい高齢者も増えてくることが予想されることから需要はあるものと考えているところです。この事業を成功に導くために利用者と共同作業で急がず焦らず丁寧な美味しい弁当作りを心がけ長期に渡って継続していく事を目標として取り組んでいきたいと思うところです。
文責 佐々木