理事長の挨拶

ようこそ~社会福祉法人やまなみ福祉会のホームページへ

当法人は、九州の最高峰と言われる久住・大船山、阿蘇山、祖母・傾山を一望に見渡すことができ、また気牟礼城本丸跡の眼下に広がる竹田市飛田川カボス団地内に施設があります。豊後竹田駅から車で5分程の場所ですが、標高321メートルと比較的高い場所で空間の広がりがあり外気のおいしさを感じる様な空気の澄みきった災害の心配がいらない地域であります。メンバー(利用者)さんもこのような豊かな環境の中で伸び伸びと活動し毎日を楽しく過ごしています。

「やまなみ福祉会」は2か所の通所型施設があります。1か所は「障がい者サポートセンターやまなみ」で就労継続支援B型事業を運営しています。2か所目はその隣地に位置する多機能型事業所として「ハートヒ°アきむれ」で就労継続支援B型事業、生活訓練事業、相談支援事業を開設しています。

障がい者サポートセンターやまなみ
ハートヒ°アきむれ

併せて、グループホーム(各4名入居)を市内5か所の点在した住宅地内に民家を借り受け開設しています。入居者には、地域の方々との「ふれあい」や「交流」ができるように、更には地域の方々が障がい者への正しい理解が深まることの願いが込められています。

さて、「やまなみ福祉会」の歩みですが、昭和59年(1984年)3月、精神の障がいを持つ家族が「竹田やまなみ会」として家族会を結成され平成3年(1991年)7月に竹田市鏡にて「やまなみ共同作業所」として開設、同年12月に飛田川の地に移転し運営されたのが始まりとなります。
当初は人数も少なく家族的な雰囲気の中で野菜を作りながら販売し、わずかな収入の中で運営されてきました。それから10年経過後の平成13年(2001年)7月に社会福祉法人として「やまなみ福祉会」を設立、翌年に「精神障害者通所授産施設やまなみ」として開所し併せて、「グループホーム田原」も開所したころです。また、時代の要請と共に平成27年(2015年) 10月多機能型事業所「ハートピアきむれ」を開所し多くのメンバーさんが通所できるようになりました。
その間には、交流館や農産加工所、女性専用のグループホームも設置し多くの仲間が集まるようになりました。作業面ではお互いが励まし合いながら頑張っている姿が見受けられ、中には就労を通じ外に向けて一歩踏み出そうという自立心が芽生える方もいて大変頼もしく感じられるところです。

さて、「継続は力なり」で来年(2021年) 7月には早くも20年を迎えることになります。当初からみると職員、メンバーさんも増えて大変賑やかな事業所になっています。
当法人の特徴としては朝の元気良い挨拶、ラジオ体操から始まり昼には、みんなが楽しみにしている豪華な食事が一食100円で提供されます。作業終了後は、全体ミーテイングを行い明日の再会を楽しみにして一日の行事が終了しその後、送迎等を行います。
メンバーさんにとっては、施設の活用が一日の生活リズムを作ることになり友達とのコミュニケーションを図るのに大きな効果が発揮されています。また、施設行事としては、毎月の合同レクリエーションやバーベキュー大会、各種スポーツ大会の参加、一泊の研修旅行など、また地元地域の方々との交流会としてグランドゴルフ大会、市内ウオークラリー大会、クリスマス会などの地域交流会への参加を通じて地域の方との交流・ふれあいを深め楽しく過ごしています。

施設運営者としてこれらのことを継続させ目指す姿を明確にするために「基本理念」を掲げています。そしてその理念を達成するために皆の心が「一つの輪」になるようまた、楽しんで毎日の生活ができるよう職員・メンバーさんと共に努力しているところです。今後共、多くの利用者のニーズに応え更に充実した施設を目指して取り組んで参りたいと思いますので皆様方のご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

終わりに、このホームページは令和2年10月、新たにリニューアルされ開設されたものです。

令和2年(2020年) 10月吉日

社会福祉法人やまなみ福祉会
理事長 佐々木成二